平成28年度:山形の子ども育成事業報告

平成28年度の「山形の子ども育成事業」は、県内8地区で『山形遺産探検クラブ』と『「地域の達人」体験講座』の2テーマ・各4講座、8事業を開催しました。どの事業も山形に学び、山形に誇りと愛着を持つ多彩な活動が展開されました。

「地域の達人」体験講座

農業、漁業、工業、商業等に関する専門家・実践家を講師とし、小中学生に地場産業に関する実技実習を体験することにより、達人の知恵と工夫、受け継がれた技術の素晴らしさを体感し、地域への誇りと愛着を育む。

山形遺産探検クラブ

各地域に残る先人の生き方・考え方、知恵と工夫や自然の豊かさと調和性を感じたり、学んだりできる、地域の誇るべき、あるいは残すべき文化・産業遺産、歴史遺産、自然遺産等に直接触れることにより、地域への誇りと愛着を育む。

千数百年の伝統を守る『笹野一刀彫』絵付けに挑戦しよう!

  • 地域:東南置賜地区
  • 日時:平成28年6月11日(土)
  • 会場:笹野観音と一刀彫の里 笹野民芸館(米沢市笹野町)
  • 実施内容:
    1. 弘法大師の高弟徳一上人の開基と伝えられる笹野観音堂、並びに日本を代表する手作りの木彫り文化の歴史を学ぶ。
    2. 米沢の誇る伝統民芸品笹野一刀彫「お鷹ぽっぽ」(こしあぶらの木を鷹の姿に彫ったもの)の木地へ絵付けを行う。
  • 参加者:児童32名/保護者27名
  • 参加者の声:

    今まで普通に見ていた笹野一刀彫でしたが、いろいろな工夫や苦労がつまっていることがわかりました。絵付けに参加できてよかったです。ありがとうございました。
    (東南置賜地区児童)

    思ったより難しく、「達人の技はすごい」と思いました。娘と参加できて本当によかったです。県外の人にも米沢の素晴らしさを伝えたいと思いました。世界にも伝えたい文化だと思いました。
    (東南置賜地区保護者)

戸沢藩御用達 ~新庄東山焼(弥瓶窯)~ の歩みを学び、陶芸に挑戦しよう!

  • 地域:最上地区
  • 日時:平成28年7月2日(土)
  • 会場:新庄東山焼窯元(新庄市金沢)
  • 実施内容:
    1. 「新庄東山焼の歴史」について、新庄東山焼六代目涌井正和氏から話 を聞く。
    2. 新庄東山焼窯元窯場、展示室を見学し、親子で陶器作りを行う。
  • 参加者:児童37名/保護者30名
  • 参加者の声:

    とてもむずかしかったけど、いい作品ができてうれしかったです。東山焼の歴史・工夫が良く分かりました。焼きあがるのがとても楽しみです。ありがとうございました。今度は、ろくろをやってみたいです。
    (最上地区児童)

    とても集中して、作品づくりをしていました。親の方が夢中になって作りました。親子で触れ合い、活動することができ、とても楽しかったです。ありがとうございました。
    (最上地区保護者)

親子で木工作品づくりに挑戦!

  • 地域:東南村山地区
  • 日時:平成28年7月30日(土)
  • 会場:山形市江南体育館
  • 実施内容:
    あらかじめ親子で考えてきた木工作品を、大工の達人から指導を受け、親子で楽しく完成させる。
  • 参加者:児童14名/保護者13名
  • 参加者の声:

    大工さんは本当にすごいなぁと思いました。釘を打つのも、ノコギリで切るのもあっという間でとてもびっくりしました。釘を打って曲がってしまった時も、あっという間に直してくれました。打ちづらい場所も簡単に釘を打ててすごいなぁと思いました。おかげでとても大きな本だなが出来上がって、とてもうれしかったです。作るのはたいへんだったけど、世界で一つだけのぼくだけの本だなができあがって一生の宝物になりました。本当にありがとうございました。
    (東南村山地区児童)

    息子は玉のような汗をかいて、木工作品づくりに集中して取り組んでいました。父親と事前に書いてきた設計図をもとに大工さんのアドバイスをいただきながら作りました。「ぼくがやる」といい、最初から最後まで見守っておりました。できあがった時は、達成感と満足感でいっぱいでいい顔しておりました。素晴らしい企画に親子で参加させていただいたことに心から感謝いたします。
    (東南村山地区保護者)

地域の達人からサケの『いのち』を学ぼう。

  • 地域:飽海地区
  • 日時:平成28年11月12日(土)
  • 会場:
    1. 西荒瀬コミュニティー防災センター
    2. 日向川鮭孵化場
  • 実施内容:
    1. 日向川の「サケ」の話を聞く。
    2. 「サケの採捕、受精作業」「発眼卵の観察、死卵取り作業」「サケの解体作業」を体験する。
    3. 「サケ」の『いのち』をいただく。
  • 参加者:児童15名/保護者11名
  • 参加者の声:

    初めてサケのほかくにちょうせんしました。サケの体はヌルヌルしておもしろいなあと思いました。ぬるぬるでサケは体を守っているのだと知りました。
    サケのメスのたまごにオスのせいしをかけてまぜるとピンク色にかわったので、びっくりしました。サケのたまごを育てている所も見せてもらいました。たまごは、暗いところで育てないといけないこともわかりました。びょう気でしんだたまごの見わけ方も知りました。
    あとで食べたイクラごはんもサケの料理もすごくおいしかったです。このようなたいけんをありがとうございました。
    (飽海地区児童)

    今日は、命の大切さを知ることができました。採ほ場でつかまえたメスのおなかをさくと、卵がサーと流れ出てきました。とてもきれいで、サラサラしていました。袋の中に包まれて入っているのかと思っていましたが、おなかから一つひとつ粒になって出てきて不思議に思いました。ふ化場の人に聞いてみたら、卵を生む時期だからだと教えてくれました。もうふ化している稚魚も観察しました。元気な稚魚を育てるためには、水の温度に気をつけなければならないと教えてもらいました。2℃の温度差でもだめになること、稚魚は太陽光線に弱いことを教えてもらいました。この体験はとても良かったです。ありがとうございました。
    (飽海地区保護者)

木の葉を集めて森の「フローラルウォーター」を作ろう。

  • 地域:西村山地区
  • 日時:平成28年7月24日(日)
  • 会場:山里交流館 やまさぁーべ(大江町柳川)
  • 実施内容:
    1. 「フローラルウォーター」の説明を開き、植物を採集する。
    2. 「フローラルウォーター」と「オリジナルコースター」を作る。
  • 参加者:児童16名/保護者12名
  • 参加者の声:

    コースターは、前にも作らせてもらいましたが、フローラルウォーターは、初めてでした。葉がいっぱいあるので、たくさんとれるかと思ったけれど、少量しかとれないことを知ってびっくりしました。それに、クロモジをこするといいかおりがして、リラックスこうかがあることにもびっくりしました。
    (西村山地区児童)

    フローラルウォーターを作るための植物採集では、植物の効能なども教えていただき、楽しむことができました。液を抽出する為の装置の説明もわかり易く、子ども目線での説明がありがたかったです。出来上がった液もさわやかで、家にいて自然を感じることができてうれしかったです。
    (西村山地区保護者)

親子で体験「上の畑焼と延沢銀山」。
~上の畑焼の絵付け体験と銀鉱洞跡を訪ねよう~

  • 地域:北村山地区
  • 日時:平成28年7月31日(日)
  • 会場:
    1. 上の畑焼陶芸センター(尾花沢市銀山)
    2. 銀鉱洞跡(延沢銀山遺跡)
    3. 銀山温泉 滝と蕎麦の宿 瀧見館
  • 実施内容:
    1. 「上の畑焼と延沢銀山」について話を聞く。
    2. 「上の畑焼絵付け」「銀鉱洞跡散策」「茶道」を体験する。
  • 参加者:児童14名/保護者14名
  • 参加者の声:

    自分の作ったお茶碗が、どんなふうにできあがるのかとても楽しみながら作りました。初めて銀山に行くことができて、大変おもしろかったです。近くにこんな銀鉱洞跡があったことは知りませんでした。中がとても涼しくてびっくりしました。
    (北村山地区児童)

    地元、ふるさとの良さを知るよい機会になりました。上の畑焼が東根の長瀞に関係があるということも初めて知りました。親も楽しみながら活動することができました。
    (北村山地区保護者)

古(いにしえ)に思いをはせ、古代人の知恵に挑戦!

  • 地域:西置賜地区
  • 日時:平成28年8月6日(土)
  • 会場:古代の丘資料館(長井市草岡)
  • 実施内容:
    1. 「古代人の生活と知恵」について話を聞き、「古代の丘資料館」を見学する。
    2. 勾玉ペンダントづくり、アンギン編みコースターづくりを体験する。
  • 参加者:児童16名/保護者15名
  • 参加者の声:

    まが玉づくりは、けずるのがたいへんだったけど、とてもきれいに完成してよかったです。アンギンあみコースターづくりは、頭をつかわなければならないほどとてもむずかしかったです。
    (西置賜地区児童)

    縄文村の説明はとても感動しました。発掘調査中の現場も見せてもらい、自分が調査人になった気持ちになりました。まが玉作りは、思った形に削るのが大変でした。アンギン編みは子どももがんばりました。とても良い夏の思い出、古代人の気分が味わえる一日体験になりました。
    (西置賜地区保護者)

500年以上受け継がれてきた黒川能のすばらしさを学ぼう。
~黒川能の文化財見学・能の鑑賞・体験学習を通じて~

  • 地域:田川地区
  • 日時:平成28年8月6日(土)
  • 会場:
    1. 黒川能の里 王祗会館(鶴岡市黒川)
    2. 黒川能・伝習館
    3. 春日神社
  • 実施内容:
    1. 王祗会館・春日神社を見学する。
    2. 黒川能を学び、仕舞を鑑賞する。
    3. 黒川能を体験する。
  • 参加者:児童9名/保護者7名
  • 参加者の声:

    黒川能は、人に見せることではなく、神様に見せることを初めて知りました。それに、お面(めん)じゃなく、面(おもて)と読むことや面にもいろんな名前があることが分かりました。
    (田川地区児童)

    お辞儀の仕方、歩き方、手の位置、足の音と、普段することのない作法や動きだったので、難しそうでした。面をつけて思ったことは、視界が悪く前しか見えなかったので、動き回るのは大変だろうと思いました。神様に捧げる能を体験させて頂きありがとうございました。
    (田川地区保護者)

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